日本語歌詞のスペーシング


今回は、日本語の歌の楽譜をパソコンでつくる人にぜひ知ってほしい内容ですヽ(´ー`)ノ

次の譜例のように、十六分音符や八分音符が同じような間隔になっていて読みづらい歌の楽譜に出会ったことはありませんか?

八分音符と十六分音符が同じ間隔でリズムが読みづらい。

八分音符と十六分音符が同じ間隔でリズムが読みづらい。

この手のスペーシングがよくない楽譜は、個人がソフトで作った日本語の歌の譜面でよく見かけます。(たまに売り物の楽譜でも…)

スペーシングとは、平たく言うと音符間隔の取り方のことです。これの良し悪しで楽譜の可読性が変わります。

なぜこんな譜面になってしまうのかと言うと、浄書ソフトが歌詞の文字間にスペースを入れてしまい、その辻褄合わせでスペーシングが歪んでしまうためです。また言葉の特性上、日本語の歌は欧文の歌に比べて音符数が多いことも拍車をかけています。

歌の作曲における日本語と欧文の違いはいずれ解説を書きたいテーマです…。

文字間にスペースが空いている

文字間にスペースが空いている

なぜ文字間にスペースが入るのかと言えば、ほとんどの浄書ソフトが欧米からの舶来品で欧文仕様になっているためです。

欧文は単語間にスペースを入れる分かち書きで書かれます。 たとえば Ilikethismusic. ではなく I like this music. のように書きますね。

楽譜でも、欧文の場合は単語内の音節同士の間にはハイフン、単語間にスペースを入れなくてはいけません。

欧文はスペースが必要

欧文はスペースが必要

今はスペースの話なので欧文歌詞の記譜法については説明しません。欧文歌詞にスペースが必要なことを知ってください。

もちろん、舶来のソフトである各種浄書ソフトは欧文の基準で設計されていますから、初期設定では自動で歌詞の文字間にスペースを取るようになっています。

しかしコレ、欧文の楽譜では便利なのですが日本語では余計なお世話になってしまうんです。

日本語は基本的に文字の間をあけて表記する必要がありません。ひらがな だけで かく ときなどは あけたりも しますが れいがい でしょう。

これを解消するには、ソフトによって設定項目が違うと思いますが、スペーシング設定などで歌詞衝突を避ける項目をオフにすればOKです。これだけでだいぶスペーシングがマシになります。

これでだいぶましに

これでだいぶましに

欧文と違って日本語は1音符1文字なので、歌詞のスペーシングをオフにしても文字同士がぶつかることはほぼありません。たまに「しょう」など1音符に2~3文字付く場合などは手動でスペーシングを調整する必要がありますが、そこは現状どうにも仕方ないところです。

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