アーティキュレーションの順番


アーティキュレーションというのはスタッカート・テヌート・アクセントなどの音符の玉に付属する記号のことです。意外と意識されていないアーティキュレーションの重ね方について説明します。

アーティキュレーション同士の順番

ひとつの音符に複数のアーティキュレーションが付く場合、重ねる順番には法則があります。音符に近い方から順に

音符 → スタッカート → テヌート → アクセント

となります。

基本の順番

さすがに3つ重なった楽譜は見たことありませんが、次のように2つ重なったものはよく見かけますね。

アーティキュレーションの組み合わせ

ちなみに、アクセントやスタッカートにはいくつか種類がありますが、どれも楽譜上の位置は普通のアクセントやスタッカートと同じ扱いで大丈夫です。ふつう2種類以上は同時に付きません。

派生型

スラーとアーティキュレーション

スラーとアーティキュレーションの位置関係について、時代や出版社などによっても若干違いがあるのですが、おおむね現代の主流となっているルールを説明します。

スタッカートとテヌートは常にスラーより内側に書きます。

スタッカート・テヌートとスラー

アクセントはスラー両端の音符ではより外側に、スラー内部の音符ではスラーより内側に書きます。

アクセントとスラー

ただし、スラーの角度によっては外側に書くと音符から離れすぎてしまうことがあります。このような場合は内側に配するのもアリです。

傾きの大きい場合

また、次のようにスタッカートやテヌートと組み合わせられた場合は内側にまとめることが多いです。

組み合わせとスラー

連符とアーティキュレーション

レアケースですが、連符とアーティキュレーションが同時に付く場合はアーティキュレーションを内側に書くことが多いようです。

連符とアーティキュレーション

ふつうアーティキュレーションは符頭側に、連符は符尾側に書くのでこの状況はあまり生じませんが、歌詞のある楽譜や1段に2声部ある楽譜ではたまに起こります。

歌詞のある楽譜では、各種要素を歌詞のない側に書くという原則があります。

てんこもり

実際に見た記憶ありませんが…アーティキュレーションとスラーと連符が全部重なった場合は…アーティキュレーション・連符・スラーの順に重ねるのが妥当かなと思います。

てんこもり

可能なら例外的にスラーか連符を歌詞側に回してしまうのもよいでしょう。歌詞のある楽譜でもこのような場合は歌詞側に付けても構いません。

現実的な選択


以上、アーティキュレーションの書き方についての説明でした!

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