ト音記号の書き方


楽譜でおなじみの記号にト音記号があります。

今回はそのト音記号の書き方に着目してみましょう。意外とどう書くか知らない人や、逆にこう書かなければいけない!と思いこんでいる人が多いのではないでしょうか。

ト音記号の意味

ト音記号の意味をおさらいすると第2線(下から2番目の線)がG(ソ)の音ですよ、と示す記号ですね。
gclef_line

日本式の音名(ドレミファソラシド=ハニホヘトイロハ)でG=ソの音はトに当たるのでト音記号と呼ばれます。よく誤解されるのですが「トーン記号」ではありません。

一般的な書き方

次のように「ぐるぐる」の内側から一筆書きで書かれることが多いようです。人によっては下から書くという人もいますが書きやすければどちらでも構いません。(後述の「音楽記号の書き順は?」を参照)

書き方

第2線がGの音であることを示す記号なので、ぐるぐるした部分が第2線を取り囲む感じにしましょう。

ト音記号であることがわかれば、あまり神経質に書かなくても大丈夫です。手書きで文字を書くときに明朝体やゴシック体のようには書きませんよね?音楽記号もそれと同じです。もちろん汚すぎて何の記号か判別できないのはダメですが(笑)

次の例は色々な作曲家の書いたト音記号ですが、その人なりに崩して書かれています。

慣れるまで書き取り練習をしてみるのもいいですね。

gclef_kakitori

音楽記号の書き順は?

実は、音楽記号に書き順というものはありません。

…というのも、書き順は日本や中国などの漢字を使う文化圏で盛んな習慣だからです。日本人の性分としては書き順が無いと落ち着かないかもしれませんが、西洋生まれの音楽記号には「実際に多くの人が使っている書き方」はあっても「決められた正しい書き順」という考え方はありません。

結局の所は自分が書きやすい方法で、ト音記号とわかる図形が書ければOKです。中心から書いても、下の方から書いてもそれは各人の自由です。

ト音記号はアルファベットのGが変化したものと言われていて、そのためGの書き方にならって下の方から書くべきだ!という人もたまにいます。しかし、もはやデザインが変化しすぎてアルファベットのGとは完全に違う記号になっているので、その必要もないでしょう。

gclef_G

不要なルール

ト音記号の書き方として、なぜか次のようなルールが付加されることがあります。しかし、はっきりいってこのようなルールは不要です

  1. ぐるぐるは第1線と第3線に接する
  2. 上のソの位置で折り返す
  3. 第4線で交わる
  4. 下のドの位置で結ぶ

不要なルール

この他、縦の線の傾きなどを気にする人もいるとか…。

しかし、そもそもト音記号は第2線がソであることを指定する記号ですので、こんなルールは必要ありません。これは手書きのための書き方というより印刷用の記号デザインの説明です。

当人が自分で書くときにこだわるのは構わないのですが、人の書いた記号にまで「その書き方は間違っている!」などと言われては辟易してしまいます。

先に引用した作曲家の手書きのト音記号もまさに十人十色の書き方ですね。しかしそれで何か読譜に支障があったという話は聞いたことがありません。

以上、ト音記号の書き方でしたヽ( ´ー`)ノ

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