音符の延長と合体 – 付点とタイ


音符の長さは2倍ずつの関係になっていますので、それだけでは倍々関係以外の長さを表現することができません。

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楽譜では音符の長さを延長したり、複数の音符をくっつけたりしていろいろな長さに対応しています。

音符を伸ばす – 付点音符

音符の長さを変える方法のひとつが付点です。次の図のように音符の横に点が付くとその音符の長さが1.5倍になります。

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ちょうど一段階小さい音符をくっつけた長さと解釈できますね。この付点のついた音符のことを見た目のとおり付点音符といいます。

複合拍子と付点音符

よく楽譜について教えられるときに「6/8拍子は2拍子系です」などと言われますが、この言い回しに混乱する方も少なくないと思います。

6拍子などの3の倍数の拍子は3拍をひとかたまりにとらえます。そのため、あたかも付点音符が1拍に相当しているように感じられるということです。

たとえば 6/8 拍子は6拍子ですが、まるで付点四分音符を1拍とした2拍子のようにも感じられます。

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9/8拍子は3拍子系です、などと言われた時も同じような意味です。

付点休符

付点音符があれば付点休符もあり、意味合いは同じです。

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付点休符は使われる場面が少し限られていて、一般には複合拍子で3つひとかたまりの部分に使われます。詳しくは「楽譜の読み方」ではなく「書き方」の話になってしまいますのでいずれ別の記事で詳しく書こうと思います。

複付点

ほとんどの場合付点の数は1つだけですが、まれに付点が2つ付いた音符が出て来ます。

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もちろん印刷のミスではありませんw 次のように付点音符にさらに1段階小さな音符がくっついた長さになります。

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これを複付点音符と言います。たとえば次のような付点の付くリズムの譜面で見かけることがあります。

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複複…以下略…付点

理論上、付点ははいくらでも増やせます。しかし実際の楽譜で3つ以上の付点はまず出てきませんので、見かけたら「めずらしい!」と感動しておけばよいでしょう。

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音符をくっつける – タイ

タイは2つ以上の音符をくっつけて長さを表す方法です。次のように同じ高さの音符が弧線で結ばれると、その音は結ばれた音符を合計した長さになります。この弧線がタイです。

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あくまで音の延長を表す記号ですから、2つめ以降の音符は発音し直さずに最初の音をそのぶん伸ばします。3つ以上の音符をくっつけるときには、それぞれの音符間にタイが付きます。

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ちなみに、よく似た記号にスラーがあります。違う高さの音同士を結んでいたり、3つ以上の音を一度にくくっている場合はタイではなくスラーになります。詳しくは別記事タイとスラーの見分け方を参照してください。

音符は小節線を越えられない!

大事なルールがあります。音符は小節線を越えることができません。そこで、小節線をまたぐ長さの音を表したいときにもタイが使われます。

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バロック音楽など古い時代の楽譜では小節線を越える表記も見られますが、現代の楽譜では音符が小節線を越える表記は原則的に使いません。

以上、音符の延長についてでした!

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コメント

  1. 唐澤望来 より:

    ト音記号でタイの書き方がよく分かりません‼


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